こんばんわ!
20代から30代前半にかけて色々あったけど、30代後半から幸せ一杯の僕ちゃんこと山口です。
幸せ過ぎて、全ての運を使い切ったと思ったことはありませんか?
人生楽ありゃく苦もあるさ~♪ (水戸黄門の主題歌)
妻とは、よく喧嘩もしたけれど、何でも話せる間柄だったから、僕ちゃん楽しかったなぁ(もちろん今でもね)
崖っぷち40代全ての始まりはリーマンショック
始まりは2008年9月15日を発端とするリーマンショック。
リーマンショックの影響をモロに受けた職場は、もちろん売り上げが10分の1以下になり、臨時休業を強行したんだけど、それでも負債を抑えきれずリストラ。
多くの仲間たちがリストラにあい、失意のまま職場去っていく様は、地獄絵図だったよ。
元々、血、つまり東大出とか京大出を何よりも大切にする職場だったので、リストラされるのは当然の如く、
中途採用者限定
当然僕ちゃんも、中途採用者だったので「多分切られるな」的な予感はあったんだけど、何故か当たらなかって、ホッとした。
仲の良かった同期入社君に、「何でお前だけ残れるんや!!不公平やろ!!」ってぶちギレられたのを今でも覚えている。
崖っぷち40代リーマンがリストラされなかった理由
理由は二つあって、僕ちゃんはIT担当として、事務所を含む工場全体のインフラを制圧していたので、代わりがいなかったからと後で聞いたんがひとつ。
もう一つの理由は、不正経理を行う兵隊だったから。
当時、僕ちゃんは経理担当として5億円近い仕掛品の管理と、原価計算を任されていたんだな。
ある時、頭のイイ上司が思いついたんだ。
在庫を操作すれば利益が出たように見せかけられるって。
最初は些細な額だった、10万円とかそれ程度。まぁこれぐらいならって、僕ちゃんも思ってたんだけど、リーマンショック以後
100万円単位、1,000万円単位で、額が上がっていったんだ。
僕ちゃんも、もちろん経理マンの端くれだから「こんなの絶対におかしい!!」って猛反発したんだけど、返ってくる言葉はいつも同じで
「300人おる社員を守るためや」だった
崖っぷち40代リーマン徐々に精神的に病み始める
多分、僕ちゃんの家系が正義感に強い家系じゃなかったら、こんなにも悩まなかっただろうし、「不正経理だまっとくから、昇進させろや!!」ぐらいできたかもしれない。
でも、僕ちゃんは誰にも言えず、税務署に密告しに行こうかととか、一人で悶々と考えるようになったんだ。
そうこうしていたら、体調がおかしなことになっていったんだ。
- まず消えたのが、性欲。妻とイチャイチャするものの、その気にならない。
- 次にやって来たのが、激しい動悸息切れ。
- 首を絞めつけられるような圧迫感。
まともに息が出来ないから、ケホッケホッって変な咳が止まらない。
同僚にも「グッチ、最近咳が止まらへんなぁ」なんて言われ始め、周囲も僕ちゃんの異変に気付き始めたんだ。
崖っぷち40代リーマン義父に相談してみる
正直、不正経理を担当するために経理を勉強したんじゃないし、もし何かあったら「グッチが独りでやりました」って言われるのは目に見えていたので、妻には「俺、辞めたい」なんて転職をほのめかし始めたんだ。
そしたら、「お父さんに相談してみたら?」って言われて、妻の実家へ向かったんだ。
実家近くのコーヒーショップ藍井で義父に、「実は職場で不正経理をさせられてて、辛いんです。正直、もう辞めたい」ってうつむき加減でぶっちゃけてみたんだな。
崖っぷち40代リーマンが義父に言われた言葉
まぁ十中八九、「阿呆かお前は!!」ってキレられるのかと思ったら
辞めるも地獄、残るも地獄。
だったら残って、最後まで悪と戦って抵抗してやったらどないや?正義は必ず勝つで!まぁ、体調が悪化する前に辞めなアカンけどな!!
「なんかグッチ、カッコええわぁ~、俺は上司に歯向かうとか、でけへんかったけどな」って最後に言われた。
結局、僕ちゃんは褒められたのか貶されたのか全く分からなかった。
崖っぷち40代リーマンとりあえず残留を決意
僕ちゃんがとりあえず残ることにしたのには訳があって、リーマンショックのごたごたの最中に、外注先に買収されてしまったんだ。
つまり、今まで下請け先だった外注が、明日から親会社ってミラクルが起きたんだ。
聞くところによると、昨日まで親会社だった、住○○属は我々を見捨てたわけ。
「ああ、これで不正経理ともおさらばだな」なんて、ちょっと、ほっとしたのを覚えている。
でもこの後更なる悲劇が待っておりました( ノД`)シクシク…
本当に崖っぷち状態に陥るまでの残酷物語まとめ
僕ちゃんが学んだこと
- 企業の経営陣は自分たちを守るためなら何でもした
- リーマンショックは多くの人を不幸にした
- うつ病の前兆が現れ始めた
この時は、この症状が何かさえも分かっていなかった
体調は日に日に悪化、僕ちゃんの体はいつまで持つんだろうか?